身近な人にこそ「ありがとう」!!

皆さんこんにちは!香流校の森部です!久しぶりの寄稿になりました。
今回は生徒の皆さんに入塾時に書いてもらっている誓約書の第一条である、「感謝の気持ちを持つことの大切さ」について改めてお伝えしようと思います。

さて、僕たちは誰かに何かをしてもらったとき感謝の気持ちを込めて「ありがとう」と言いますよね!この「ありがとう」と言う言葉を言ってもらって、嫌な気持ちになる人はいないでしょう。この「ありがとう」は、漢字で書くと「有り難う」です。「有り難い」とは「有ることが難しい」ということで、めったにないことを指します。何をしてもらっても、当たり前と思い、感謝の心がなければ、不平不満ばかり出て、幸せを実感することはできません。

ここで生徒の皆さんに考えてほしいことがあります。今自分がしてもらっていること、当たり前になっていませんか?人は、「ある事柄をしてもらっている頻度」が上がると感謝の気持ちが薄れていくと言われています。時に、街で落とし物をした後、後ろの人が拾ってくれた。こんな時、ほとんどの人がありがとうと言葉で気持ちを伝えるはずです。ところが、身近な人にしてもらう掃除や洗濯、食事の準備等、これらについてはありがたいという気持ちが小さくなりがちではないでしょうか。
生徒の皆さんには、今一度自分がしてもらっていることを顧み、ありがとうという気持ちを身近な人にこそ伝えてほしいと思います。僕も含めて、周りの人の多くの支えがあってこそ、自分は今日々の生活を送れているのです。僕自身も生徒の皆さんが笑顔で塾に来てくれることに感謝をし、精進したいと思います!ともに頑張りましょう!!

10年後の社会を生きる君へ 後編 ―未来は自分の手の中にある―

こんにちは!高針台中学校前校の南です。早速ですが、前月号では今まで当たり前だと思っていた学校の教育が大きく変わりつつあるということをご紹介しました。その例としてアメリカの学校を紹介しましたが、このように既存の学校教育を見直そうという動きはアメリカのみならず日本でも始まっているということを補足してお伝えさせていただきます。例えば東京都のある中学校ではクラス担任制、中間・期末テストといった定期テスト、宿題...といった今まで当たり前に学校で採用されていたシステムを廃止したのです。ただし、誤解して頂きたくないのは学校外部からの圧力によって無理やりこうした変革が起ったわけではなく、これからの社会を生き抜くためのスキルを生徒たちに身に付けさせるという目的を達成するためには既存の学校教育のシステムに改善すべき部分があったため、学校内部から変革の動きが起ったということです。

これらの学校に共通するのは21世紀の社会で通用するスキルを子どもたちに身に付けさせるということを第一目標とし、それに特化した教育を提供しているという点です。ちなみに、2016年1月に世界経済フォーラムが発表したレポートでは2020年に必要とされるスキルのランキングトップ10が発表されました。参考までに1位から5位までは以下の通りです。

①複雑な問題解決能力

②クリティカルシンキング

③創造力

④マネジメント力

⑤人間関係調整力

英語のレポートを日本語に直したものなので、少し分かりにくいものもありますが、簡単にいうと「コミュニケーション能力」や「問題を発見し、それを解決する力」、「新しいものを生み出す力」といったところでしょうか。前回の記事でも少し触れましたが、こういった能力のことを「ソフトスキル」と言います。ソフトスキルとは、人との関わり合いの中で社会生活を営んでいくのに欠かせない能力です。つまり、今後どのように社会が変わっていったとしても人間が存在する以上、必ず必要となるスキルなのです。

AIの能力が向上し、社会情勢はさらに急速に変化していくと多くの学者が予測しています。もしかしたら、AIによって人間の仕事が奪われるのかもしれません。しかし、私はそんな未来を悲観しておりません。生徒のみなさんにもこれから生きていく時代を悲観して欲しくありません。なぜなら、明日の社会を作っていくのは紛れもなくあなた自身であり、僕たち大人の仕事はあなたの目の前にレールを敷くことではなく、あなた自身の力で新たな道を切り拓いていけるパワーを授けることだからです。

みなさんに伝えたいことがあります。あなたにはあなた自身にも信じられないほどの能力がまだまだ眠っています。しかし、何もしなければ能力は眠ったままです。自分でも信じられないようなことを信じ続けられた人だけが、とてつもないことを成し遂げられるのです。あなたには想像もできないくらい多くの人を幸せにできる能力が備わっています。必ずあります。だから、成長し続けましょう。目の前の勉強を通して知識だけでなく他の多くの重要なことを学んでほしいのです。そうして手に入れることができたスキルは、あなたの一生の宝物になります。未来は切り拓くもの、すべては自分次第。未来はあなたの手の中にあるということをどうか忘れないでください。

取り組む姿勢ですべてが決まる!

皆さんこんにちは!香流校の森部です。日差しが強く、暑苦しい時期となりました。熱中症には十分お気を付けください。さて今回のテーマは取り組む姿勢、心構えの重要性です。皆さんにとって大事な期末テスト前になるので今一度確認しておこうと思います。

テストで大幅な点数アップをする生徒、もしくは見事志望校への合格を果たす生徒に共通する点は何でしょうか。それは「自分を信じて前向きに」「目の前の結果にブレず」「継続して取り組む」ことです。特に三つ目が大事で、成功体験が少ない生徒は「自分を信じられず後ろ向きに」「悪い結果にブレブレに」なりがちだからです。今までテストや受験で結果を残した生徒たちはこの継続して取り組むということに重きを置けていました。結果が出るまで取り組みを止めないことが一番大切なのです。努力によって成果を出し、自信を付けるために、これからも一所懸命に頑張りましょう!!!

10年後の社会を生きる君へ 前編 ―本当に必要な能力ってなんだろう?―

こんにちは!高針台中学校前校の南です。5月から夏のような日照りの日が続き、夏の訪れを実感する時期になりましたね。私自身は暑くてジメジメした気候が大の苦手ですので、これからの時期は毎日が忍耐力のトレーニングになりそうです。

さて、今回は私が先日受けたある研修で勉強になったことと私自身が感じたことを紹介しようと思います。その研修ではアメリカで製作されたドキュメント映画を観ました。この映画は、AIやロボットが社会に浸透しつつある今の時代に、社会の中で自立して幸せな生活を手に入れられる人を育てるために「今の子どもたちにどのような教育をしなければならないのか?」ということをテーマにアメリカ全土のあらゆる学校を取材し、およそ2年かけて制作されたものです。ちなみに2015年に公開されましたが劇場での一般上映がされていないため、一般にはあまり知られていない作品です。

作品の中ではある高校の取り組みにスポットを当てて、詳しく紹介しています。その高校は公立の学校ですが私たちの想像する高校とはかけ離れたシステムを取り入れています。驚きなのはその学校には「科目」が存在しないということです。生徒は一般的に行われているような数学や社会といった科目別の授業は受けません。その代わりに、生徒たちは「プロジェクト」と呼ばれる取り組みを行います。「プロジェクト」とは簡単に言うと、生徒それぞれが自らの目標に向かって主体的に行動を起こす経験を積むトレーニングのようなものです。先生の講義もありますが、大部分は生徒主体での活動です。自分たちで課題を見つけて、その解決に必要な知識や技術を自ら学んでいくのです。プロジェクトの内容は担任の先生によって自由に決められ、同じ学年でもクラスによってやることが全く違うというから驚きです。

さて、一般的な学校のような科目という概念無いため、科目ごとの学力テストというものも存在しません。生徒の評価の仕方もまたユニークなのです。この高校では一般的な定期テストの代わりに、1年に1度学習成果を発表する展示会が開かれるのです。そこには保護者だけでなく地域の住民など一般の市民も来場します。そこでの来場者からの評価が、生徒たちそして彼らを指導した教師への評価になるのです。なぜ、このような評価方式をとっているのかというと、すべては生徒の自主性を引き出すためなのだそうです。一般的なペーパーテストと比べて、大勢の人が集まる場で自分の成果を発表するというのは、生徒にとって大きな責任感を覚えたり、自己効力感を高める効果があるようで、要は頑張ろう!というモチベーションが出るやり方なのです。

映画では2つのクラスが取り上げられていました。あるクラスでは、文明の興亡の仕組みについて自分たちなりの理論を生み出し、最終的にはその理論を機械の動きだけで表現するためにクラス全体で一つの大きなカラクリ模型を製作していました。別のクラスでは宗教問題について勉強した後、生徒たちが役割分担をしてすべて手作りの演劇作品を作り上げました。その様子を見ていて驚いたのは、どの生徒も自分がやるべきことを理解し、チーム全体の目標達成のために自分で考えて行動していたことです。先生は最低限の指示を出すのみで、あとは生徒同士で協力し合いながらどんどん作業が進んでいくのです。

つまり、この学校では今まで当たり前とされてきた知識を詰め込む教育を捨て、学力テストでは測れないような能力(コミュニケーション能力、問題解決能力、創造力…)、いわゆる「ソフトスキル」を高める教育に特化しているのです。

さて、ここまでは映画に取り上げられているユニークな学校について紹介しました。しかし、勘違いしないでいただきたいのはこの学校のやり方が良いか悪いかということを論じたいわけではないということです。今回は私たちが当たり前だと思ってきた教育がすでに変わりつつあるという事実をお伝えしたかったのです。

次回は、これからの教育についてもう少し掘り下げて書いてみたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました!

ゴールデンウイーク休業のお知らせ

下記期間をゴールデンウイークのため休業とさせていただきます。

休業期間:4月30日(火)~5月6日(月)

なお、休業期間中は電話が繋がらない状態になります。ご了承ください。

また、5月7日(火)10:00より電話受付を再開いたします。

皆さんと元気に元気にお会いできることを楽しみにしております。

「甘える」と「頼る」

こんにちは!高針台中学校前校の南です。5月には「平成」から「令和」へと元号が替わります。また、先日2024年度から導入予定の新紙幣のデザインも発表されました。なんとなく時代は変わっていくものだと思っていましたが、最近はその変化の速さに驚くとともに、置いて行かれないようにするので精一杯です。教育業界のみならずとも話題になっているのがAIですね。AIが人間を超えるか超えないかというのは賛否両論色々ありますが、AIが人間社会に入り込んで、今までとは全く違う社会構造に変化を及ぼすというのはほぼ間違いないでしょう。目前に迫るAI社会を生き抜くにはどうしたらよいのか。今の子どもたちにその指針を示せるように私たちも日々精進してまいります!

さて、今回は「甘える」と「頼る」という2つの言葉の違いについて考えてみたいと思います。ぱっと見全く違う言葉だというのは感じますが、その違いは何かと聞かれたらちょっと答えに窮してしまうのではないでしょうか。もちろん辞書で調べれば細かいニュアンスの違いなども出てくると思いますが、今回は私個人の解釈をお伝えしたいと思います。ズバリ言いますと、甘えるとは「自分にできることを他人にお願いすること」、頼るとは「自分にできないことを他人にお願いすること」だと思っています。どちらが良くてどちらが悪いということではないですが、これら2つの言葉の違いをしっかり理解しておくというのはとても大事だと思うのです。というのも、これら2つの言葉の意味が混同し、「甘える」ことばかりになってしまっている人を多く見かけるからです。無論、私自身も例外でなく、今までの人生を振り返ってみたときに他人に甘えてばかりだったなと痛感することが多々あります。

皆さんはどうでしょう。自分でできることなのについつい他人の手を借りているなんてことはないでしょうか?もし、無意識にそういったことをしてしまっているならばそれは習慣化してしまっていると言えます。この「甘える」ということが習慣化してしまうと、そのうち他人に依存するようになってしまいます。他人に依存するようになると、自分の頭で考えることができなかったり、自分では何も決められない人になってしまいます。これではこの先の人生で何か困難に直面した時に、自分の力で未来を切り拓いていくことができない人間になってしまいますね。

私はよく教室で、「自分でできることは他人まかせにせず自分でしましょう。」と言っています。これは無意識のうちに甘えてしまいがちな心をただすのと同時に、人に頼ることを学んでほしいという想いがあるからです。誰しも自分一人の力で生きているということはないですし、大きな目標を周りからのサポート無しで達成することもできません。「自分でできることはやる」というのを常に意識して行動すると、「自分にできないこと」が見えてきます。そして、手を貸してくれている周りの人たちの存在に気付きます。そして、そういった人たちに感謝の気持ちを持てるようになるのです。そうやって自分一人ではできることに限界がある事を知ったときに、初めて他人に頼ることができるのではないでしょうか。そのような状態を自立といいます。

また、自分にできることを他人のために率先して行うことができるようになれば、それは「奉仕」という名前に変わります。奉仕が習慣化している人には、必ず周囲の人からの感謝の気持ちが形を変え様々な支援として返ってきます。そうなればますます自分の目標達成への道が開けるのです。

「沈潜する」

こんにちは!高針台中学校前校の南です。新年度が始まりました!この時期は気候的にも過ごしやすく、そよ風が心地よいですね。私は個人的には春が好きです。厳しい冬の寒さを忍び今か今かと暖かい季節を心待ちにしていた動植物たちが一斉に活動を始めます。鳥のさえずり、色鮮やかな花々、若草の香り…。春は五感のすべてで生命のエネルギーを受け取っている気がして、なにか自分自身も元気が出る気がします。また、教室の窓を開けていると、ぴかぴかの制服に身を包んだ新入生が友達とおしゃべりしながら楽しそうに下校する声が聞こえてきて、こちらまで明るい気持ちになります。

私は、今まで生きてきた中で新しい環境での生活が始まるとき「さあ、がんばるぞ!」と右も左もわからないのになぜだか上手くやっていけるような自信だけは持っていたことを思い出しました。生徒のみなさんも自分が入学した時のことを一度思い出してみてください。当時のあなたは今の自分より技術や能力は当たり前ですが劣っていることでしょう。では情熱はどうですか?勉強に部活に、色々なことに挑戦したい!という気持ちは昔と比べて薄れていませんか?でもそれは仕方がないことです。色んな失敗や小さな挫折を経験するたびに自信が少しずつ薄れていき、自分でも気づかないうちに高い目標に向かって頑張るということをしなくなってしまうのですね。だからこそ重要なのは意識をすることです。入学当時の自分を思い出して、当時自分が心に持っていた情熱を呼び覚ますのです。この年度替わりの4月は自分を変えるキッカケにするには最良の時期です。この1年をチャレンジの年にするために、まずは自分自身の気持ちを高めていきましょう。

さて、今回はひとつ「沈潜する」という言葉を紹介したいと思います。水底に沈んで隠れるという意味もあるのですが、実はもうひとつ「心を落ち着けて深く考える、物事に没頭する」という意味があります。また、昔の話ですが旧制高校の学生は「自己研鑽する・自分を磨くこと」という意味で使っていたそうです。

情報が右から左へと絶え間なく流れているこの時代において、私たちは「沈潜する」時間をどれだけとれているでしょうか。スマホ一台で何でもできるようになり、今やスマホなしでの生活など考えられないような時代になりましたが、その代償として私たちは深く考える時間を捨ててしまっているのではないでしょうか。深く考えるということは自分自身の内面を見つめるということです。外界からの刺激を遮断して、じっと自分と向き合うことで新たな発見があったりするものです。誰しも自分のことは意外とよくわからないものですよね。

深く考える時間を作るのにもっとも良いのは読書だと思います。本には時代を超えて人間の経験や知識が集約されています。そういったものに触れることで自分の中の考え方や想いに気づくこともできますし、また新たな価値観を作り上げていくこともできます。特に生徒のみなさんは進路のことで悩むことも多いと思います。自分はどうなりたいのか、なにがしたいのか…。すぐに答えを出すのは難しいと思いますが、色々な本を読み先人の考え方に触れることで、先の見えない将来のことに対して少しでも自分なりの道を見出すことができるのではないでしょうか。

「わからないこと」が分からない

みなさんこんにちは!匠ゼミナールの平野です。4月にはいり新学年がスタートしました。クラス替えがあった人もいるでしょうし、進学や進級にともなって大きな環境の変化があった人もいるかもしれません。気持ち新たに、新学年をスタートさせましょう!

さて、みなさんは勉強に対して「『わからないこと』が分からない」という経験はありませんか?「なにが分からないか分からない」とか「何て質問したらいいか分からない」と表現したほうが分かりやすいかも知れませんね。こういう場合には自分が何につまずき、どこが理解できていないのか明確に把握することを最優先にしなければなりません。同じ問題でも、理解できていないことによって確認すべきことが大きく変わるからです。

例えば、英文法の問題で分からないことがあったとしましょう。もし皆さんだったらどういう風に質問しますか?ある生徒は「解説には○○と書いてあるが、私は問題を解いているときに△△だからこの選択肢が答えだと思った。なぜ△△は答えにならないのか分からない。」と言います。このような質問は、理解できないところが本人もはっきり分かっています。しかし、ある生徒は「この問題が分からない」とか「この問題の解説が分からない」など…こういう場合には、何が分からないかハッキリするまで、質問をすることになります。こちらから質問したりせず、分かりやすい解説をすることは当然出来るのですが、次のような問題が生じます。第一に、分かっていないことを正確に把握せずに質問してしまうと教える側の説明が的外れになってしまい、ピンポイントに疑問を解消できなくなってしまうこと。第二に、(こちらの方が重大なのですが)自分が解説を聞いて、もしくは見て、誤りがなぜ間違っているのかを理解しないまま「分かった」ように感じてしまうこと。このような状態では、中途半端な理解のせいで生徒が成長する機会を失ってしまいます。一方、そこでしっかり考え抜くことが出来れば、目の前の一つの問題が分かるようになるだけではなく、その問題の持つ本質を理解し他の問題になってもその知識を駆使することが出来るようになるはずです。

こういった経験を通して、皆さんには分からないことを聞くときに考えてほしいことがあります。自分が「分からない」と感じていることが何なのか、「知らない」「覚えていない」ことなのか、それとも「まだ理解できていない」なのかということです。学ぶということはただ知識をつけていくことでも、テストで良い点数をとることだけではありません。自分の現状をしっかりと見極めそれに対処する方法を学ぶ、そして最も大切なことは、その過程を自分の頭で考え解決していくことです。それができるようになれば、結果として点数もついてくるでしょう。点数だけ追いかけて本質的なことをないがしろにしてはいけません。分からないということは、伸びしろであり本当に素晴らしいことです。分からないことから全ての学びは始まります。皆さんも、もっとわくわくした気持ちで自分が何がわからないのか、言い換えれば、何が理解できるようになるのか考えてみてください。

何事も「守守守」の気持ちから!

みなさんこんにちは!匠ゼミナールの南です。長く厳しい冬を越え、少しずつ春らしくなってきたように思います。新3年生はいよいよ受験生になりますね。また新2年生も、学年が一つ上がり英語や数学でつまずきやすい時期です。いずれにしても、4月は進級をする大事な月です。3月のうちにしっかり準備をして、良いスタートを切りましょう!今月号は、新たなスタートを控えた皆さんに、ぜひ知ってもらいたい、そして実行出来たら大きく成長につながる考え方をお伝えしようと思います。

「守破離」という言葉を知っていますか?聞いたことがある人は多いと思います。守破離とは、もともと剣道や茶道などで、修業における段階を示した言葉です。大辞泉によると、「守」は、師や流派の教え・型・技を忠実に守り、確実に身につける段階のこと。「破」は、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階のこと。「離」は、独自の新しいものを生み出し確立させる段階のことを指します。今では剣道や茶道などに関わらず、ビジネスやスポーツなどの世界でも守破離が通用すると言われ、関連書籍なども多く出回っています。ネット検索でも、本当に多くの検索結果がヒットします。そして、生徒と関わってきた経験から考えてみるに、学力が伸びていく生徒には、守破離がしっかりしている生徒が多いです。なかでも、「守」に徹する生徒は、ほぼ間違いなく伸びていきます。なぜでしょうか?

「守」とは、学習内容で言えば、初歩的な計算問題や公式、文法、単語などでしょう。英単語を覚えていないのに、英文が読めるはずないですよね。公式をおぼえきっていないのに解答が作れるはずがありません。「長文が全然読めない、読み方を教えてほしい、訳し方を教えてほしい」といって問題を持ってくる生徒は、そもそも英単語を覚えていないだけ、ということはしょっちゅうあります。「教材を一周した」「一回やった」という生徒に小テストで満点取れるか聞くと、なぜか「それは出来ない」と言われることもあります。最もよくあるのは、なにかと出来ない理由を作って覚えるのを諦めようとするという手です。やりきれば完璧になるものを「これくらいでいいや」と思って、手を抜いていませんか?問題が解けないと嘆く前に、まず基礎事項を徹底的に覚えましょう。さらに態度面で言えば、先生の話すことをしっかりと、そして素直に聴くということでしょう。先生方から日々アドバイスや宿題などをもらっていますね。苦手だからと言って、説明をよく理解しようともせずボーっとしたりしていませんか?他事を優先して素直に聞かずに放っていないでしょうか。

そもそも、なぜ「守」に徹するのかというと、そのみちでうまくいっている人(先生)は、あなたの欲しい結果を既に手に入れた人であり、その人のやり方を同じようにやりきることが出来れば、ある程度成功を手にすることが出来るはずだからです。先生は、豊富な経験から何をすれば何が伸びるか推測する力に長け、だからこそ、皆さんに伝えるアドバイスや宿題には師の意図が隠れています。ですから、まずは素直にきき入れて、徹底的にやりましょう。手を緩めて最初から我流を入れてはいけません。しっかりと基礎を反復し、しっかりとアドバイスを実行する、それが大事です。

このように説明すると、言われたことを言われたようにやるだけか、と勘違いする人がいますが、そうではありません。本当に「守」に徹すると、型通りやろうとすればするほど、その通り出来ないところが見えてきます。それが「あなたらしさ」でありあなたの特徴です。そうなったら自然と「破」の段階に進みます。あなたの特徴に合う方法に自ずと変化していきます。ですから、まずはしっかりと「守」に徹しましょう。そして、基礎をしっかりと固めてから次のステップへ進みましょう。それが、遠回りなようにみえて、一番の近道だと私は思います。