学習を通じて、一生使える技術を身に着ける

みなさん、こんにちは。匠個別予備校教室長の井上です!

新年度のバタバタも落ち着き、新しい環境には慣れましたか?5月には中間テストもありますので、目標に向かってしっかりと取り組んでいきたいものです。

さて5月といえば、匠個別予備校にとっては第1回全国模試の1ヵ月です。もちろん、1学期中間考査もあるのですが、全統模試や進研模試、東進に駿台…と主要な模試が目白押しです。大学受験生にとっては、学校のテストと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なテストですから、これに向けて入念に準備し、そして模試後も2週間程かけ振り返り・分析・復習を行います。

せっかくの機会なので、匠個別予備校の生徒さんが、模試の前後に何をしているのか少し紹介したいと思います。まず、前回の模試の結果から、今回の模試での目標点を決めます。また、模試のある2ヶ月前、少なくとも1ヵ月程度前には、模試の出題範囲を確認します。実は、特に理系科目や地歴B科目など、学校の履修が追い付いていない場合も多々あるので、予め自分で確認し、演習期間を考慮して履修を進めます。模試が近づいてきたら過去問を演習します。模試の後には、自己採点や解き直し、そして弱点の分析を行います。そして、模試を受けて見えてきた課題点を学習計画(匠個別予備校では年間計画といいます)に反映し修正します。

一回一回の模試に対して、ここまで出来たらパーフェクトですよね。実際、これが高いレベルで出来る生徒は、時間がかかっても必ず伸びていきます。成功・成長のための技術が身についている、ということですね。

さて、これらの作業をみて、何か気づきませんか?

これらの作業は、まさにPDCAサイクルでは無いでしょうか。

P(plan)  :計画を立てる =目標点を決める

D(do)   :実行する   =模試に向けて学習する

C(check) :評価する   =模試の結果とその分析

A(action):対策する   =受験対策に反映し、また目標点を決める(→Pに戻る)

このように、学びの過程で、将来にわたって活用できる技術を身に着けることが出来ることも、学習の醍醐味であると私は考えます。また、受験勉強の過程で、自分の甘えを律することに始まり、苦手なことに向き合う辛抱強さ、決めたことをやり抜く実行力など、テクニック・技術論だけではなく、EQ(非認知能力)つまり人間力も育まれます。ただ数学や英語の知識を身に着けるだけではない、多くの意義が「学び」にはあります。そういうことを意識して取り組めると、何倍も多くの成果が得られるかも知れませんね。