自分で決めることの大切さ

こんにちは!高針台中学校前校の南です。「秋の日は釣瓶落とし」という言葉もあるように、日を追って陽が落ちるのが早くなってきましたね。昼の時間がどんどん短くなってくると、今年度も半分過ぎたのだなとしみじみと感じます。

さて、今回は自分で決めることの大切さについてお伝えしようと思います。これは教室でも特に意識して指導している点の一つでもあります。

話は変わりますが、僕は書店に行くのが好きで、特に名古屋だと大きい書店がたくさんありますからとても幸せです。仕事病でしょうか、書店に行くと夢遊病のように学参コーナーにふらりと吸い寄せられ、気づけば小一時間、予定にない時間を過ごしてしまうのです。

学習参考書なんかは僕が学生時代のころよりも種類もたくさんありますね。もし自分が中学生だったら、高校生だったら何を使って勉強するかな?なんて想像しながら品定めをするのが楽しいのですが、一つ確かなことはこの1冊だけやっていれば絶対に成績が上がるなんていう魔法のようなテキストは無いということです。逆もまた然りで、この問題集をやったって全然意味ないじゃんというテキストも無い。極端な話、どんなテキストでも一生懸命やれば力が付くし、そうじゃなければ何やったって意味ないよねと。

このように成績アップのためにどんな良い方法があるかな?と考えた先にたどり着くのは、いつも「結局は自分次第だな」ということなんですね。同じテキストを使っても、同じ授業を受けても、また、同じ課題をやっても、結果には差が生まれます。これはなぜかといえば、やはり気持ちの問題が大きいのではないかと思います。

つまり、「自分でやると決めた」のか、それとも「やらされている」のか、勉強に限らず多くの問題はこれが根本の原因になっているわけです。

大人の方であればご存じの方もいらっしゃると思いますが、目標を達成するためのプロセスとして「PDCAサイクル」なるものがあります。「計画→実行→結果の振り返り→改善」これを繰り返せば良い結果が出ますよというものですが、これは大前提として「目標」がないと始まりません。そして、一番難しいのがこの「目標」を立てることなのです。

世の中には、良いやり方を教えてくれる情報はたくさんあります。しかし、目標だけは自分の中にしか答えがありません。だから、目標を決めるのが最も難しいといえるのです。

例えばPDCAサイクルがうまくいかないなという人は、やり方が悪いのではなく、そもそもその目標が自分の意志ではなく「他人から与えられたノルマ」になっている場合も往々にしてあるでしょう。

生徒のみなさんには「自分で決める」ということから目を背けないでほしいと思います。なぜなら、これは勉強の話ではなく、人生の話だからです。自分の人生に関わる大事なことを、勉強を通して学んでいるのだと自覚しましょう。

今は明確な目標が無くても、自分の未来を描くことはトレーニングを通じて少しずつできるようになります。匠グループでは、そういうことを学べる機会をたくさん用意していますので、これからも一緒に成長していきましょうね!