こんにちは、大久保です。朝晩と冷え込む日も増えてきました。
そろそろインフルエンザが猛威をふるう季節ですから、免疫力を上げるためにもしっかり睡眠をとり、栄養をつけて元気に過ごしていきましょう。
さて、今回は「諦めない強さ」というテーマでお話ししようと思います。
努力をすればずっと右肩上がりに上達や成功が積み重なる、なんてことがあればいいのですが、実際にはそんなことはありませんよね。どんな人でも、“努力を続けているからこそ”、いわゆるスランプや、伸び悩みの時期があるものです。時には投げ出したくなることもあるかもしれませんが、そんな時には、誰もが知っているアメリカの偉人、発明王トーマス・エジソンの話を思い出してほしいと思います。
エジソンといえば白熱電球や蓄音機の発明、電話の実用化など、数々の革新的な発明で知られ、それだけ聞くととても輝かしい、成功に満ちた人生を送ったように感じますが、実際にはそうではありません。小学生の頃は教師の言うことをきかなかったので学校に通えなくなったり、鉄道会社で勤務していた頃には自分の発明品で楽をしようとして大事故を起こしかけたり、順風満帆とはいえない人生を歩んできました。成功して世に出た発明品の裏には、想像を絶するほどの失敗と試行錯誤の積み重ねがあるのです。有名な話ですが、エジソンが白熱電球を完成させるまでに行った実験の数は、実に一万回とも言われています。周囲の人たちは「何度失敗すれば気が済むんだ」と笑ったそうですが、エジソンはこう答えました。「失敗ではない。うまくいかない方法を一万通り発見しただけだ。」この言葉こそ、彼の“諦めない強さ”を象徴しています。失敗を「終わり」ではなく、「次の一歩」として受け止める。その姿勢があったからこそ、今の私たちの生活に欠かせない発明が生まれたのです。(余談ですが、エジソンが白熱電球のフィラメントとして最終的にたどり着いた素材は、なんと日本の京都の竹だったそうです。)
偉大な発明家の話となると自分から遠い話のように感じるかもしれませんが、勉強でも同じです。
思うように点数が上がらない、理解できない単元がある――そんなときこそ、自分を信じて続けることが大切です。結果は、努力を積み重ねた“あと一歩”の先に必ず現れます。諦めず、挑戦を続ける人にしか見えない景色があります。
昨今、コスパやタイパという言葉が流行り、いかに効率よく短時間で成果を得られるかが大切である、という人が増えているように思います。
もちろん、それが間違いというつもりはありませんが、じっくりと時間をかけて、自分自身と向き合って努力を重ねることの強さ、大切さを、今一度考えることも大切ではないかと思います。
「なにかを好きだと思う気持ち」、「諦めない強さ」を大切にしてください。小さな一歩でも続けることに意味があります。なりたい自分を手に入れるために、一緒にがんばっていきましょう。
