わかるけど、わからない!を乗り越えて

みなさんこんにちは。匠ゼミナール北一社校の平野です。突然ですが、質問です。みなさんは、日本語がわかりますか?・・・喧嘩を売っているわけではありませんのでご了承ください(笑)今回は、わかるけど、わからない!とはどんな状態なのかをお伝えしようと思います。

まずは、こちらの文章をご覧ください。

 

その手順はとても簡単である。はじめに,ものをいくつかの山に分ける。もちろんその全体量によっては,一山でもよい。次のステップに必要な設備がないためどこか他の場所へ移動する場合を除いては,準備完了である。一度にたくさんしすぎないことが肝心である。すぐにはこのことの大切さがわからないかもしれないが,めんどうなことになりかねない。そうしなければ,高くつくことにもなる。最初はこうした手順は複雑に思えるだろう。でも,それはすぐに生活の一部になってしまう。その手順が終わったら,再び材料をいくつかの山に分ける。そして,それぞれ適切な場所に置く。それらはもう一度使用され,またこのすべてのサイクルが繰り返される。ともあれ,それは生活の一部である。

 

もちろん、一つ一つの文の意味は理解できると思います。ですが、これが何の話をしているかわかりますか?・・・正解は(洗濯)です。これを踏まえてもう一度読むと、腑に落ちるはずです。

このように、(洗濯)という情報を与えられる前が、いわゆる「わかるけど、わからない!」の状態なのです。なんとなく理解していても、いざテストや授業で問われるとわからなくなるのは、何の話かが頭に入っていないからなのです。先の例のように、(洗濯)という情報が与えられるだけで、文章が格段に読みやすく、理解しやすくなりました。勉強でも、今なんの勉強をしているのか、しっかりと頭に入れておくことで、いつもよりすっきりと授業が理解できるようになります。まずは「今日何を勉強するのか」を頭にいれて、わかるけどわからない状態を乗り越えましょう!