こんにちは!急激に気温が下がり、一気に季節が変わったなという実感があります。また、日中と夜とでは気温差が大きいので、風邪を引かないように十分注意したいですね。
習慣化をテーマに書いてきた記事も今回がラストです。これまでは、ものごとを継続して続けていくために大切な、考え方の部分をお伝えしてきました。今回はより実践的な、習慣化するための仕組みづくりについてお伝えします。
1つ目は、意識するための仕組みづくりです。習慣化しない原因の一つは単純にそのことを考えている時間が短いということが言えるでしょう。そこで、半ば強制的にでも意識をせざるを得ないような工夫をしてみることをおすすめします。例えば、目標やそのためにやると決めた紙をよく目につく場所に貼り出したり、手帳の見開きのところに書いておくなどです。そういえば先月号で例に挙げた、志望校の制服をスマホの壁紙に設定するというのもこれにあてはまるかもしれないですね。原始的ですが、意識する時間を長くするという意味ではとても効果的です。
2つ目は、時間をあらかじめ確保しておくということです。時間があればやろうとか、なんとなく早起きして頑張ろうという風な曖昧な予定では何かと言い訳を考えて結局やらずじまいになってしまいますよね。そこで、スケジュール帳などに「〇時から〇時まではこれをやる」と書き込むといった感じで明確に時間を確保しておきましょう。携帯のアラームをその時間に合わせてセットしておくのも良いかもしれません。
3つ目は、頑張ったこと自体がモチベーションに繋がるようにする仕組みづくりです。具体的には「記録」を付けるということです。その日行動できたことをしっかり記録として残しておくことで、自分の頑張りが目で見て分かるようになります。そうして後から振り返ったときに自分の成長を実感できればそれが自信になり、自己肯定感もどんどん高まるのです。
最後に4つ目は、サボれない仕組みづくりです。人は自分との約束には甘くなりがちです。なので、誰も見てないところで頑張って結果が出たら周りの人を驚かそう!という考えはなかなかうまくいかないものです。そこで、思い切って周りの人に宣言してみるのはどうでしょうか。周りの人に目標を伝えた瞬間、それは他人との約束になります。周りの人からの目を作ってしまうことで、頑張るしかない状況にしてしまうのです。そして、周りの人に目標を宣言することはもう1つメリットがあります。それは、応援してくれるサポーターが増えるということです。目標達成に周りの人から支援してもらうことはとても重要です。支援者が多ければ多いほど目標達成に近づくので、どんどん周りの人を巻き込んでしまえばいいと思います。
さて、3回に渡る長いテーマになってしまいましたが、良い習慣を作っていくことはどんな目標を達成する上でも重要になります。これからの時代は、自ら目標を設定し、そしてそれを達成するために自ら行動を起こしていける人材が求められます。生徒のみなさんも勉強を通して行動変容と良い習慣作りのスキルを身に付けられるように頑張っていきましょうね!