ありがとうの反対のことば

皆さんこんにちは!香流校の森部です。

今回は私が本を読んだ中で、胸に響いたことをご紹介したいと思います。「反義語」と言えば、自立⇔依存、積極的⇔消極的のようなことばの関係を示します。人や状況に感謝して発することばは何かと聞かれたら、ほぼ皆さん「ありがとう」と答えることが出来るでしょう。ではそのことばの反対はと言われたら、悩んでしまうかもしれません。

その本には、ありがとうの反対は「当たり前」だと書いてありました。ありがとうは漢字で「有難う」と表せます。滅多にないことだから有り難い、それを感謝すべきだということから、その逆は当たり前、当然だということになるのです。人の気持ちの中で、当たり前だと思うことはそれが普通であり、日常に意識することなく過ぎてしまいます。つまり自分にとって当たり前のことは感謝しようとは思わないのです。

 

私は生徒にこう問いかけます。「自分が塾に来れているのは当たり前?」、「毎日きれいな服が着れるのはどうして?」、もっと言うと「ひとりで生きていくことが出来る?」

本当は感謝すべきなのに、当たり前だと思っているせいで「ありがとう」が言えない。関わる生徒の皆さんには、そうなってほしくはありません。この機にもう一度考えてもらいたいと思います。当たり前ではなく有り難いことは日々の中にたくさん転がっています。

気持ちの良いありがとう!を共に増やしていきましょう!