匠ゼミナール自慢の講師を紹介します。
今回は香流校の井上先生の言葉です。それではどうぞ!
こんにちは!香流校の井上です。突然ですが、皆さんはどうして勉強をしていますか?「なぜ勉強をするのか」という、ありきたりですが大切な疑問について私なりに考えていることのうちの一つをお伝えしたいと思います。
結論から言うと、学びから得られることは「自分を知り、変えるスキルを身につける」ことであると思います。勿論、様々な考えがあるでしょうし、自分を知ることと学びに繋がりが見出せない人もいるでしょう。では、例えば、今から解かなければならない数学の証明があるとしましょう。見た感じ、どうも簡単には解けそうもない難しげな問題です。あなたならどうしますか?解くのは諦めて答えを見て解法を理解しますか?答えが分かるまで何時間かかっても問題に取り組みますか?どちらが良いということではありません。すぐ答えを見てしまう人は、学校では、「もっとよく考えなさい」と怒られるでしょう。しかし、ある意味作業効率が良いわけですから、結果として多くの解法を学ぶことが出来るかも知れません。最後まで粘る人は、いわゆる「努力」が出来る人かも知れませんが、とても作業効率が悪く、多くのことを学べないかも知れません。
勉強をしていると、自分がどういう行動をとりやすいのか見えてきます。これが、学びから自分を知るということです。そして、さらに重要なことは、良い点も悪い点も含めて自分の特徴を生かせる工夫をするということです。なかなか成績が上がらず伸び悩んでいる人もいるかも知れません。今の勉強法が自分に合っているのか考えてみてください。もし自分の特徴と方法が合っていないのなら、勉強法を工夫してみましょう。
学びは決して苦しいだけのものではありません。努力と同時に楽しんで勉強して貰えたら嬉しいなと先生は思っています。