習慣化するためのコツ①

お盆が過ぎ、季節も変わり始めるかと思いましたが、今年の夏はそのあとも暑い日が続きましたね。暑さとコロナのせいでなかなか外に出れない日々が続いているので、私は最近家でできる軽い運動をすることを日課にしています。運動不足にならないように適度に体を動かして、これからの季節色々なウイルスに負けない健康な身体を保ちたいと思っています。

さて、今回は行動を習慣化するためのコツについてお伝えしたいと思います。ただ、全部で3つあるので今回から数回に分けて書こうと思います。では早速になりますが、習慣化するための1つ目のコツです。それは「一度に自分自身を大きく変えようとしない」ということです。「え、でも大きく変えないと良い結果を手に入れられないんじゃ…」と思う人もいるでしょう。確かに、大きく変化することがより良い結果につながるということは疑いようもありません。しかし、今までの自分を振り返ってみてください。何か新たに目標を立てて物事を始めるときに、今までと大きく変わるために、あれもしよう、これもしようと決心してスタートしたにもかかわらず、しばらく経つとしんどくなって結局長く続かなかった経験はありませんか。もしかしたら、強靭な意志で大きな行動の変化を一気に習慣化できた人もいるかもしれませんが、少なくとも僕はこれが原因でたくさん失敗してきましたし、みなさんの中にもそのような経験が思い当たる人は結構いるのではないでしょうか。

私たちが生きているこの自然界の摂理として「急激な変化を嫌う」というものがあります。物理の慣性の法則のように、自然界では急激な変化に対しては今の状態を保とうという向きにパワーが働きます。人間にも同じことが言えます。脳科学の分野では私たちの脳には「安定化志向」というものがあると言われています。何かというと、人間の脳は「大きな変化=危険」とみなし、本能的に大きな変化は受け入れない姿勢を取ってしまうのです。一方で、脳には「可塑(かそ)性」という性質もあります。これは、逆に少しずつであれば変化していけるという性質です。

では物事を習慣化するためにはどうするのがよいのでしょうか。早い話が「小さな変化でいいからすぐに始められることを行動に移す」ということです。先ほど述べたように脳は「少しずつ変えていくと馴染んでいく」という性質を持っています。その仕組みを上手く利用しない手はありません。大きな目標を持つこと自体は素晴らしいことです。しかし、大きく変化を起こそうとして結局行動が伴わないくらいなら、小さなことでも行動に移せた方がよっぽど目標達成につながりやすいといえます。小さなことであっても行動が継続すれば習慣になりますから、そうしたらまた新しく次の小さな行動の変化を起こしていけばよいのです。すると、ある程度時間はかかりますが、しかし確実に自分の行動習慣が以前と比べて大きく変わっているということに気づくでしょう。

そして、最後にワンポイントアドバイスですが、習慣化したい行動はなるべく準備がシンプルになるようにしましょう。悪い例を挙げると、仮に毎日英単語を覚えるぞ!と目標を立てるとします。そこで、このノートにはチェックテストをして、こっちのノートには間違い直しを書いて、ノートはこんな風に線を引いて、テキストには付箋を貼って、ペンはこの水色のを使って、、、とやってしまうと、いずれ準備自体が面倒になってしまって途中でやめてしまう可能性が高いですね。この例の場合、大事なことは英単語を覚えることと毎日続けることなので、仮にへとへとに疲れ切った日でもパッと実行できるくらいシンプルなやり方にしておくことが大事なのです。

こうしている間にも私たちの時間は刻々と過ぎていっています。さあ、みなさんは今日から何を始めますか?